合格者の声

2021年度合格

社員の様々な相談対応に役立つ資格

鶴巻道子氏
大成建設株式会社 管理本部人事部人材いきいき推進室課長代理

※所属・肩書等は2022年6月当時

●現在担っている業務

 私は人事部人材いきいき推進室でダイバーシティ&インクルージョン推進にかかわる業務に携わっています。女性活躍推進や出産・育児、多様な働き方に関する分野を中心に担っており、各施策の企画・運用、人事制度や規程の改正、研修実施の他、出産・育児と仕事の両立などに関する従業員からの相談にも対応しています。室に寄せられる相談の中にはハラスメントが疑われる事案もあり、面談やその後の対応の検討などでこの資格が役立っています。

●資格取得のきっかけ

 一番のきっかけは上司からの勧めです。2018年に人材いきいき推進室に着任しましたが、それまでは人事業務とはまったく異なる経理系の業務に携わっていました。ですので、着任後、従業員の様々な相談に対応する部門の担当者として、ハラスメントに関する知識が必須だとの話が上司からありました。
 ただ、このコンサルタント認定のハードルは決して低くないということも聞いていましたので、まず基礎知識の習得から始めようと思い、21世紀職業財団の「ハラスメント相談担当者セミナー」のベーシック編を受講し、翌年に同セミナーのアドバンス編を受講しました。段階的に学んだ上でコンサルタントの資格にチャレンジしました。

●養成講座で学んだこと

 養成講座の受講は、認定試験に臨むにあたってとても重要な学習の機会であったと思っています。ハラスメントの基礎知識に加えて、関係法令や具体的な裁判事例、担当者として対応時に求められる姿勢など、幅広く学ぶことができました。

●実践した学習方法

 学習する範囲が広いので、試験でどこから出題されるのか掴みにくいところもあったのですが、養成講座ではコンサルタントに必要な知識を凝縮して伝えていただけたので、まずはそれを大前提として勉強しなければいけないと思いました。ですから、試験までテキストやレジュメを繰り返し読むことに注力しました。
 また、講義をオンデマンドで受講できたのも良かったです。私は、ほかの資格と並行して受験しなければならなかった上に、まとまった学習時間をなかなか確保できない生活スタイルであったために、どうしても学習時間が小間切れになりがちでした。その状況の中で、動画での講義は配信期間中いつでも何度でも視聴できるので、例えば、昼休みや行き帰りの電車の中、あるいは子どもたちが寝た後など、手の空いた時に繰り返し視聴し理解を深めることができました。自分の生活にあわせて隙間時間を上手く活用しながら学習できたので、とても助かりました。

●認定を受けて

 「ハラスメント相談担当者セミナー」では、面談時にどのような対応が必要なのかといった、担当者に求められる姿勢のようなことを中心に学んだのですが、養成講座では、法律や具体的な裁判事例といった内容まで幅広く深く学ぶことができました。ですから、認定を受けたことは関連業務を担う上で大きな自信にもつながったと思います。

●今後の抱負

 ハラスメントはどこでも起き得ることだと、最近よく思います。ニュースでもいろいろな事件が取り沙汰されています。報道されるような大きな裁判などにもアンテナを立てて、情報をアップデートしていきたいと思っています。

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