公開セミナー実施報告

ハラスメント相談担当者セミナー スキルアップ編を実施しました

【理論編】2024年1月23日~30日(動画視聴) 【実技編】2024年1月30日(対面)  

 


 当財団では企業・団体内のハラスメント相談担当者や人事労務担当者を対象に、被害者からの相談に適切に対応するための「ハラスメント相談担当者セミナー」を開催しています。
 複雑な相談ケースなどについて実践的な対応スキルを身に付けるための「スキルアップ編」は、動画視聴で学ぶ【理論編】と対面またはオンラインで講師からの実技指導を受けることができる【実技編】をセットで受講いただくコースです。

 まずは1週間の配信期間中に【理論編】の動画を視聴。動画は「危機対応編」と「相談記録の書き方編」の2本立てで、ハラスメントの現状とともに危機介入や対応が難しいケースへの必要な知識や対応のポイント、SOAPの手法を用いた相談記録の書き方などについて学びます。

 

「危機対応編」村田早苗講師

 

「相談記録の書き方編」八木亜紀子講師

SOAPとは?
S(Subjective):主観的情報
O(Objective):客観的情報
A(Assessment):アセスメント、見立て
P(Plan):計画
それぞれの項目に振り分けて記録することで、正確な情報が整理され、問題に対する適切なアプローチにつなげる手法です。


  動画で理論を学んだあとに【実技編】を受講します。1月30日に東京の会場で実施した【実技編】には、東北から関西まで13名の受講者が集まりました。当財団ハラスメント社外相談窓口スーパーバイザーの八木亜紀子氏が講師を務め、複雑な相談事例をもとにロールプレイを通して、組織での検討や専門家の介入の必要性を見極めるポイントについて学びました。

 午後は理論編で学んだ知識を活かして相談記録の実践を行いました。具体的な相談の実演をもとにグループワークによる意見交換と講師のアドバイスを受けながら、記録の手法を体験的に習得していきました。

 

八木亜紀子講師による【実技編】の講義

参加者の声

 八木先生のお話が興味深く楽しんで受講できた。

 ワークについて非常にわかりやすく、リアリティを持って取り組むことができた。勉強になった。

 初めてのハイブリッド形式だったが、良いと感じた。時間を有効に使え、集中力も保てる。

 実技は対面が良い。オンラインより体感できて良い。八木先生の講義とても分かりやすくてまた受けたい。

当セミナーは、2024年度においても、オンライン実施と対面実施(東京)を予定しています。日程が決まり次第、ホームページ上でご案内いたします。

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